本日明治村内聖ザビエル天主堂で行われた「年忘れ第九コンサート」に出演しました。第四楽章の合唱およびソロの部分のみの演奏でした。足の裏からじわじわと迫ってくる寒さの中、永友博信指揮のもと名古屋地区の精鋭50名によって演奏されました。
11月3日(日) 多治見少年少女合唱団第23回定期演奏会
本日開催された多治見少年少女合唱団第23回定期演奏会に行ってきました。10年ほど前に演奏会を聴いて以来多治見少年少女合唱団のファンでしたが、最近はあまり聴いていませんでした。今回は私の好きな柴田南雄氏のシアターピースをやるというので多治見まで出かけてきました。
本日のプログラムは「北越戯譜」と「宇宙について」で、混声合唱の「宇宙について」は「うたおに」他の男声陣との共演でした。本日の注目は何といっても「宇宙について」で多治見少年少女合唱団の実力を十分知っている私もこの混声の大曲を実力のある男声とともにどれだけ歌ってくれるのか、という点でした。「宇宙について」が始まってまもなくこの心配は吹っ飛びました。どれだけ歌えるかなんてとんでもない、男声を上回るできで、すばらしいステージを聴かせてくれました。観客もこのすばらしい演奏に惜しみない拍手をおくっていました。
9月22日(日) 日本男声合唱協会創立25周年記念演奏会
今日は台風の接近で大荒れの天気の中、多数の方々にご来場いただきほんとうにありがとうございました。昼頃、関東地方の鉄道が各地で不通というニュースをやっていたので、お客さんは会場に来ることすら不可能だと思ってました。
コンサートは日本男声合唱協会加盟各団体の単独演奏で始まりました。それぞれの団体の特色を生かした演奏をお聴かせすることができたと思います。そして、合同演奏。創立25周年を記念しての委嘱作品「幻の雪」を作曲者、荻久保和明氏自身の指揮で初演いたしました。芸術劇場に雪は降ったでしょうか。
荻久保氏は特に3番のできに満足されたようで、本番中も3番の後、「ブラボー」と声は出しませんがおっしゃていました。
7月7日(日) 歌劇「トゥーランドット」
今日は愛知県芸術劇場大ホールで行われたプッチーニのオペラ「トゥーランドット」に行ってきました。指揮:外山雄三をはじめとして日本人キャストによるもので、十分楽しませていただきました。ただ、合唱のレベルが低く、特に男声が弱いのが所々気になりました。私自身今日と同じ外山氏、名フイルによる演奏会形式の「トゥーランドット」を歌ったことがあるので高い料金をとる今日の公演でのあの合唱には不満が残りました。
6月30日(日) クレマン・ジャヌカン・アンサンブル1996年日本公演
クレマン・ジャヌカン・アンサンブルの2回目の日本公演です。初来日につづいて今回も名古屋での公演はありません。そんなわけで本日の京都府立府民ホール”アルテイ”でのコンサートを聴きに行ってきました。このホールは初来日のときに聴きに行って以来2回目ですが、演奏者との一体感のあるホールなのでとても気に入っています。本日のプログラムは「ラブレーのもとでの宴」(プログラムA)でした。私の活動している合唱団「IZA」の手本となるクレマン・ジャヌカン・アンサンブルの演奏をたっぷりと堪能させていただきました。それにしても本当に軽々と出すあの声、なんとも心地よく響いてきます。次回来日は1998年3月とのこと。次回はぜひ名古屋にも来てほしいものです。アレグロミュージックさんお願いします。
6月23日(日) 東海メールクワイアー創立50周年記念演奏会
東海メールクワイアー創立50周年記念演奏会が愛知県芸術劇場コンサートホールで開催されました。
本日の演奏曲目は、委嘱初演の「渡辺直己 短歌集」を含むALL高田作品でした。今日はなんといっても拍手の音が違いました。特に第一ステージの一曲めが終わったところで拍手が来たのには驚きました。組曲の中の一曲目でしたから。
6月2日(日) 豊田合唱連盟創立30周年記念演奏会
今日は豊田合唱連盟創立30周年記念演奏会が豊田市民文化会館大ホールで開催されました。私の所属する東海メールクワイアーは招待演奏という形で参加しました。プログラムは、前半高田作品、後半大中作品とかなり雰囲気の異なる構成でしたが、それぞれの特徴を生かした演奏をお聴かせすることができたと思います。特に大中先生のステージでは大中先生自らの語りと演出によって楽しいステージになりました。
3月10日(日) IZA Concert '96 Spring
今日はIZAのコンサートでした。1ステージはイギリスの音楽(17〜19世紀の愛唱曲)と題して、キャッチ、パートソング、グリーを歌いました。2ステージはフランスの音楽(JanequinとSermisy)と題して、IZAの創立以来歌ってきたジャヌカンとセルミジの曲を集めました。
2月20日(火) 武満 徹氏逝去
武満徹氏が亡くなられました。武満氏は世界的にも名の通った作曲家で、我々にとってもすばらしい合唱曲の作曲者として存在していました。武満氏の合唱曲は「混声合唱のためのうた」が有名で、とても親しみやすい作品だと思います。このほかには「風の馬」「芝生」「手づくり諺」を聴いたことがあります。「手づくり諺」はThe King's Singersの委嘱作品でThe King's Singersの日本公演で聴きました。他の曲はクールジョワイエの演奏会で聴きました。「芝生」と「手づくり諺」は英語の歌詞で、いわゆる現代曲に仕上がっています。これに対して「混声合唱のためのうた」と「風の馬」はとてもきれいな作品となっています。先日の柴田氏に続いて日本を代表する作曲家を失ってしましました。とても残念なことです。武満徹氏のご冥福をお祈りいたします。
2月2日(金) 柴田 南雄氏逝去
柴田南雄氏が亡くなられました。思えば私が柴田南雄氏を知ったのは大学に入ってすぐ四工大(国立工業大学合唱連盟)の定期演奏会で「わが出雲・はかた」を合同演奏で取り上げたからです。この演奏会は九州での演奏会にもかかわらず会場にかけつけてただきました。リハーサルのときみんな普段着でステージに上がっていたのをご覧になってそのままがいい、と本番もリハーサルのときに着ていた思い思いの服装で演奏したことが思い出として残っています。私は大学に入ってから合唱を始めたので、そのころ合唱に関してはまったくの無知で当然柴田南雄氏のこともまったく知りませんでした。しばらくしてから特にシアターピースの作者として私は柴田南雄氏を日本でもっとも尊敬する作曲者としていました。名古屋で東混の演奏会で「追分節考」をやるといえば聴きに行き、多治見で多治見少年少女合唱団が「北越戯譜」をやるといえば聴きに行きました。東京まで東混の定期演奏会(第113回「宇宙について」・「自然について」)を聴きに行ったこともあります。柴田南雄氏が日本の音楽界にしるしてきたものは言葉では言い表せないものがあります。日本の音楽界は非常に惜しい人をなくしました。もう二度とこのような方は現れないと思います。本当に残念です。柴田南雄氏のご冥福をお祈りいたします。