日本男声合唱協会演奏会 in 石川

　一般に［ジャムカ」の名で呼ばれる本協会は1971年(昭和46年)に、作曲家の三木稔氏らの提案がきっかけで創立された。目的は、当時衰退ぎみだった男声合唱を再興するために、各地で活躍する社会人男声合唱団が互いに力を合わせ、わが国の男声合唱の振興、合唱を通しての国際交流、そして合唱団相互の交流をはかることを目指した。当初からの弘前メンネルコール、東京リーダーターフェル、東海メールクワィアー、広島メンネルコールに加えて、1975年からは小田原男声合唱団が参加した。名誉会長には、初代は清水脩氏、第二代は福永陽一郎氏にお願いしたが、両氏が故人となられてからは空席となっている。
　1973年の第一回演奏会(東京)以来、参加団体の所在地を訪ねて2年に1回の演奏会を開催し、さらに1982年には東京で10周年記念演奏会を開催した。1980年東京リーダーターフェルが招いたベルリン・リーダーターフェルの日本演奏旅行に際しては、各団が受け入れ団体として活動し、演奏旅行を成功に導いた。
　最近、日本各地で男声合唱が盛んになってきたことを受けて、地元男声合唱団の活動に寄与しようと、各団は地域ごとのとりまとめを図っている。すでに、「青森県男声合唱フェスティバル」(1990年)と「神奈川県男声合唱協会」(1994年)が結成され、それぞれ演奏会を行っている。

東海メールクワィアーのページへ戻る